野辺山営農ソーラー株式会社(所在地:長野県南佐久郡南牧村)は、一般社団法人 太陽光発電協会(JPEA)が主催する「ソーラーウィーク2025」において、最高位である「大賞」を受賞しました。
受賞対象は、営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)を核に、農家が主役となって自然と人が豊かさを分かち合うトランスローカルな場づくりを進める取り組み「野辺山ヌーヴォー」です。
本プロジェクトは、日本最高地点の農地(標高約1,300m級)における営農ソーラーを軸に、農産物の価値共創、再生可能エネルギーの地産地消、暮らし・教育・文化の発信を組み合わせた地域循環モデルを展開しています。農家主導の運営体制と生活クラブ各生協、地域・市民エネルギー団体、研究機関との協働により、域外とのつながり(トランスローカル)を活かした持続可能な関係資本の構築を進めています。
プロジェクトの特徴
- 農家主役のガバナンス:営農判断・作付・販売・交流を含む意思決定を農家が中心で進める運営。
- エネルギー × 農業の地産地消:発電と農業の両立により、地域の脱炭素と一次産業の価値向上を同時に実現。
- トランスローカル連携:生活クラブ各生協や市民エネルギー団体との広域連携で、需要者参加・価値共創を推進。
- 長期安定稼働の設計:発電事業・農業事業ともに複線的な収益・関係資本を組み合わせ、FIT/FIP後も継続を見据える計画。
共同事業者
宮下農場合同会社/株式会社アグレス/特定非営利活動法人 上田市民エネルギー/生活クラブ生活協同組合(長野・神奈川・愛知・静岡)/生活クラブ事業連合生活協同組合連合会/特定非営利活動法人 環境エネルギー政策研究所(ISEP)
表彰式について
表彰式は、2025年11月5日(水)に野村コンファレンスプラザ日本橋にて実施されます。審査委員長および表彰者からのコメントのほか、太陽光発電シンポジウム懇親会を兼ねたレセプションが予定されています。
今後の展開
野辺山営農ソーラー株式会社は、営農ソーラーの高度化、農産物のブランド化、教育・文化活動の連携強化を進め、同様の地域循環モデルの全国展開に向けた知見共有・協働を拡大します。地域課題の解決と脱炭素の両立を図り、農の現場から持続可能な社会への移行を加速させます。
参考情報
- 「ソーラーウィーク2025」公式情報:ソーラーウィーク2025 Webサイト ↗
本件に関するお問い合わせ
野辺山営農ソーラー株式会社 広報担当(所在地:長野県南佐久郡南牧村)
